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ChatGPTのスレッド一覧をToDoリストにしたら、「管理」より「前に進む」が残った

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私は、ToDoリストがあまり得意ではない。リストを作っただけで少し満足してしまうし、「あとで読む」に入れた記事も、だいたいあとでは読まない。

最近は、今使っているToDoリストにAIをどう組み合わせるか、あれこれ試していた。けれど、向きが逆だったのかもしれない。

ToDoリストにAIを連れてくるのではなく、AIがいる場所を、そのままToDoリストにする。

ChatGPTで「1スレッド=1つのやること」として扱ってみたら、私にはそのほうが楽だった。やることを書く場所と、実際に考える場所が同じになり、「あとでやること」をその場で少し進められるようになったからだ。

AIがいる場所を、ToDoリストにした

何かやることを思いついたら、ChatGPTで新しいスレッドを作る。原稿を書く。資料を作る。洗濯機を買い替える。子どもの試合の日程や注意事項を確認する。趣味のイベントを探して申し込む。内容の大きさにかかわらず、一つのやることに一つのスレッドを使っている。

スレッドを作ったら、音声入力で、そのとき頭にあることを少し話す。

このテーマで原稿を書きたいけれど、まだ内容がまとまっていない。
来週までにこの資料を作りたい。何から決めればいいか整理したい。

最初から、整った指示を書こうとはしない。まだ自分でも分かっていないことを、そのまま言葉にしている。

ChatGPTから返ってきた整理や切り口を見て、「では、これはどうだろう」ともう少し考える。一度ですべてが完成するわけではない。それでも、スレッドを作った時点で、ただの「やること」がほんの少し前へ進む。

仕事も家のことも、考えかけのまま残る

私のスレッド一覧には、仕事も家事も子どもの予定も趣味も、全部混ざっている。整然としたタスク管理表ではないけれど、実際の私の頭の中もこんな感じだと思う。

新しい仕事や難しそうな依頼が来たときも、私はまずスレッドを作る。何を求められているのか。どこが不安なのか。まだ分からないことは何なのか。話しているうちに、「私にできるかな」という大きな不安が、「まずここからなら進められそう」という一歩に分かれることがある。

数日後に再開するときも、スレッドには、前に考えたことや途中まで進めたことが残っている。「原稿を書く」という一行だけを見て、「……書くのか」から始めなくていい。

以前の私は、ToDo管理というと「忘れないこと」を考えていた。でも自分に必要だったのは、「思い出したあとに、どう再開できるか」だったのかもしれない。

きれいに管理するための方法ではない

締切や優先順位、通知を厳密に管理したいときは、専用のToDoアプリのほうが向いていると思う。試合やイベントの日時、申し込み条件なども、最後は案内元の情報を自分で確認している。

私の運用は、思いついたらスレッドを作り、終わったらアーカイブする。それだけだ。

もし試すなら、すべてのToDoを移さず、今気になっていることを一つだけスレッドにするくらいでいいと思う。「何をしたいか」「どこまで分かっているか」「何に迷っているか」を話せば、次に考えることが残る。

きれいに管理することより、少しでも進むこと。相変わらず私のスレッド一覧はごちゃごちゃしているけれど、今のところ、これが一番進む。

著者について

宮崎真理

『AI×家事』著者

神戸大学大学院で生体計測工学を専攻し、修了後はオムロン株式会社で技術職として勤務。出産を機に10年間の専業主婦生活を経て、2023年より生成AIを家事・子育てに取り入れ、暮らしの中での活用を実践している。

WOMAN AI AWARD 2026 ライフ・イノベーター賞受賞。講談社「with class」でコラムを連載するほか、テレビ出演、雑誌・Webでの執筆・監修などを行う。

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